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就職で失敗した東大生が挫折を乗り越えていった話〜就職できない東大生のリアル〜

就職で失敗し、挫折した東大生がもんもんと考えたことを書いたブログです。東京大学に合格し、将来への期待を胸に頑張るも全然上手くいかず・・・。人生に行き詰まり、一転負け組になる。現在は人徳のあるベンチャー企業に拾ってもらい、日々社長のもとで奮闘中。

ちょっと変わった東大生の読んだおすすめ本   <第3回>鎌田浩毅『成功術 時間の戦略』

 いつも読んでくださる方々、大変ありがとうございます!

 筆者は4月から働き始め、あくせくと新しい環境に適応している最中です。少しペースが落ちることもあると思いますが、これからも継続的に更新していきたいです!

 

 今回は再びおすすめ本のコーナーにしようと思います。


 第3回は、鎌田浩毅さんの『成功術 時間の戦略』を扱います。この本は、時間の使い方に対する戦略を書いた本です。  

 

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 4月になり、内定先の会社で働き始め、そういえばだいぶ前にこんな本を読んだなと思い出しました。
 環境が変わって、大学時代とはまた時間の感覚がかわり、改めて時間について思いを馳せました。また、社長から時間の使い方についてのお話があり、私にとってまさにタイムリーな本です。

 

 この1冊は、時間をうまく使うことが苦手であったり、つい予定がないとだらだら過ごしてしまうという方、オンオフの切り替えが苦手という方などに読んでいただきたいです。また、これから成功を掴み取っていきたい方におすすめです。

 

 著者の鎌田さんは、東京大学理学部を卒業し、通産省地質調査所主任研究官等をへて現在京都大学の教授をされている方です。面白い講義が学生に人気で、テレビにも出演されています。

 

 では、私がこの本の中で特に印象に残った、第1章と第9章を中心に紹介していきたいと思います。


 第1章では、「活きた時間」と「死んだ時間」について扱われています。

 

 鎌田さんは、時間について、以下のように書かれています。

「誰にも1日24時間が与えられているが、その使い方によって、人生は千差万別に違ってくる。」
「私たちは自分の持ち時間について、もっとよく考え抜く必要がある。…(中略)…誰にも平等に与えられている時間を、どのように費やすべきだろうか?活きた時間として過ごすか、死んだ時間にしてしまうかでは、決定的な差が生まれてしまう。」

 

 そして、「活きた時間」とは例えば、わかりやすいものだと、時間が経つのを忘れるほど、夢中になって小説を読んだり、汗を流しながらスポーツに熱中しているような時間だと述べています。
 また、活きた時間とは、「現在過ごしている時間が、未来の創造へ向けて活かされているような時間」だと定義しています。

 

 逆に、「死んだ時間」とは、惰性でだらだらと過ごしてしまうような時間のことです。例としては、だらだらと意味のない作業を続けたり、面白くないのに飲み会にでたりする時間をあげています。

 

 鎌田さんは、このような「生きる密度によって感じ方の異なるような時の流れ」について問題意識を持っているのです。

 そして、いかに死んだ時間を排して、活きた時間を多く過ごすかが大切だと主張されています。


 この本がきっかけだったかどうかはあまり覚えていませんが、私は常に有意義な充実した時間を過ごすことにすごくこだわりを持ってきました。
 特に高校3年生のとき、東京大学に一度落ちて挫折し、心を入れ替えて以来、どの1日たりとも無駄な日は過ごしてきていないという自負があります。(ときにそれが無駄なプライドとなってしまいますが笑)

 

 それが良いことなのかどうか、正直なところよくわかりません。私は、逆にのんびりと平凡で平和な毎日を過ごすことができなくなってしまい、退屈な日が続くと本当に死にたいような気持ちになってしまいます。それも問題ですよね。

 そして、充実した、常に成長できていると感じられる時間を過ごすことにこだわったら、なんだかものすごく濃くて、大変で…なんとも猛烈な企業で働くことになってしまいました(笑)。

 

 ですから、当然、全ての時間を有意義に過ごすことを、全ての人がやる必要は全くないと思っています。私はそれぞれどんな人生が送りたいかって、好みの問題が大きいと考えているので。

 でも、毎日が同じことの繰り返しであるような色あせた毎日に、少しでも疑問があるならば、「活きた時間」を過ごすことを意識してみると、1日1日が全部違う、ときに新鮮な感動が得られる日々が送れるかもしれません。

 

 

 次に、第9章ではオフの時間について扱っています。

 鎌田さんは、オフを「仕事をしているのがオンとすれば、スイッチを切った
状態」であると定義して、戦略的なオフの時間をとることをすすめています。

 

「よい仕事を成し遂げるためには、頭をフルに使わなければならない。しかし、そのためには合間に効果的な休みを入れる工夫も必要だ。」

 


 著者はオフの種類を3つにわけて紹介していますが、ここでは割愛させていただきます。

 結論としては、「仕事に熱心な人ほど、仕事から離れるのに困難をともなう。仕事中毒から抜けるのには技術がいる。努力して強制的にスイッチオフの状態に持ち込む必要があるのだ。」と、仕事に一生懸命になる人ほど、努力して意図的にオフの状態を作ることが重要だと指摘しています。

 

 みなさんは、東大生というと、ガリ勉のようなイメージもお持ちかと思います。しかし、実は東大生にはオンとオフの切り替えが上手くて、むしろ趣味が充実している方が沢山いるんです。

 集中するときは集中して、リラックスして楽しむときは楽しむ、いうことです。

 

 実は、オフに関して、私は過去にすごく大きな失敗をしています。高校時代、東京大学を目指した受験勉強と、互いに切磋琢磨する厳しい運動部活動と、両方に力を入れて過ごしており、どちらも成功させたいがために趣味などに費やす時間を全て削っていました。

 はじめはそれで時間が増えた分、伸びたような気がしましたが、しばらくすると成果は頭打ちになり、最後には心身ともに余裕がなくなって、怪我、人間関係の歪み、不眠症、勉強に集中できない…と、がらがらと崩れることになりました。


 そこで反省し、毎日リラックスする時間を決めてオフを取るようにして、ペースを取り戻すことができたのです。

 

 世間では、とにかく量をこなした方がよい、休まず働くことが素晴らしい、というような価値観がありますが、継続的に結果を出して成長していくには、メリハリということが大切なように感じます。

 

 就職して働き始め、忙しい毎日なので、私もしっかりとリラックスする時間をもうけて、以前のように潰れてしまうことのないように頑張りたいです!

 

 以上、1章と9章について紹介してきましたが、この本には他にもいろいろと人生の時間の使い方に関する戦略が書かれています。

 私がこの本を読んだのは、ずいぶん前のことになるので、ああ、戦略とか立てても人生思い通りにならないものだと、今は思っています。

 でも、もっとこうなりたい、こうしたいという気持ちで、自分が生きている時間を有意義に使おう、そして充実した後悔のない人生を送ろう、そういうことって誰にとっても大事なことである気がします。

 

参考URL:

www.amazon.co.jp